フランス・クリスティーヌ・フェルベールのお店を訪ねて
2014.04.11 Friday
JUGEMテーマ:フランス
先日のブログでの予告どおり、今回はフランス・アルザスのクリスティーヌ・フェルベールのお店を訪ねた時のおはなしです。
フェルベールは「ジャムの妖精」と言われる著名なお菓子職人で、彼女の作るジャムはそのクオリティー、バリエーションにお
いて絶賛されています。当時は、日本ではほとんど手に入らず、彼女のジャムを食べたくて、とうとうフランスにまで
行ってしまいました。
世界的に有名なパティシエールのお店は、驚くほど田舎の村にありました。
アルザスの州都・ストラスブールから鉄道でコルマールへ行き、そこから市電を乗り継いでトゥルックハイムへ。そこからは
バスでニーデルモッシュビル村へ…。しかし、バスは一日に3本ほどしかなくやむなくブドウ畑の中のなだらかな上り坂を
2時間ほど歩くことになりました。峠を越えてようやく見えてきた集落が彼女の店のあるニーデルモッシュビル村です。

フェルベールのお店。感激でした。

ようやくたどり着いた彼女のお店には、入り口付近にたくさんのジャムが置かれていました!
村にほかにあまり商店らしきものがないせいか、お菓子のほか、野菜やたまご、新聞なども売られており村のコンビニ
のような役割を果たしていました。お店の奥にフェルベール本人がいましたが、声をかけることもできず、
彼女に会えたことにひとりひそかに感動しながら買い物をしました。
そこで、10数本のジャムとクグロフと彼女の本を購入し、お店を後にしました。バックパックに加え、荷物を両手にもって
きた道を戻りました。トゥルックハイムの郵便局でほとんどのジャムと本を日本に郵送し、クグロフとジャムを少し宿に
持って帰りました。コルマールは小さな町で中心を少し離れるとほとんどお店もなく、その日の夕食はクグロフと
ジャムに。
本場のクグロフ。日本のクグロフはお菓子のようなリッチなものも多い中、いたってシンプル。でも、おいしい!

フェルベールのクグロフは食べるほどにあとをひくおいしさで大サイズを一晩で食べきってしまいました。
その時、持ち込んで開けたジャムはもちろん「イチゴジャム」です。
その透明感と豊かなイチゴの香りは本当に感動的で、ひとりで「うまいなー」とか言いながら食べたのを覚えています。
今では、フェルベールのジャムは新宿・伊勢丹で常時購入できますし、ネットでも購入できますので、わざわざ行く必要はあり
ません。新宿では2000円以上の高値で販売されていますが、一度は食べる価値はあると思います。
機会がありましたらぜひどうぞ!
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